大復活C#学習準備_7
C#を学習するにあたって、これまでかなりの数の入門書を眺めてきた。どの本もそれぞれに一長一短があり、いまのところこの一冊さえあれば十分という本はない。おそらくそんな教則本は存在しないのだろう。
初心者には荷が重いほどあれこれ詳しく書いてある本やすきまなく細かい字でびっしり書いてある本は辞書として使うにははよいが、ひとつひとつ積み上げながら学ぶ手順書としては息苦しい。省略しすぎてエッセンスだけだと、読んでいる間は解ったような気分になるが、本を閉じるとまるで解っていないことに気づく。
青やオレンジの多色刷りも時にはかえって見にくくなってしまい気持ちが疲れる気がする。
コードの解説はあるが出力結果のない書物も多い。コードの記述やコンソールへの結果の出力は具体的に目に見えるように図や表で掲載してある方が学びやすい。
あとはただ学ぶ。ひたすら学ぶ。学びつづける・・・。
しかし受験勉強ではないので孤独に本をみて見本のコードを読解する作業ばかりでは楽しくない。コメントやコラムや話題あるいはほどよい挿絵などがあったほうが安らぐ。
山積みになるばかりなのでそろそろ入門書探しはやめにして、教科書を参考にしながら自分で考える訓練をすることにする。
○手順を考える
まずは手順を考える訓練をする。
どのようなストーリーでプログラムを展開するか、からはじめたい。とりあえずプロジェクトに登場する事項(変数)すべてをコードであらかじめプログラムに書き込むことにする(次のステップではConsole.ReadLineで入力するか、配列を用いて外部から入力するようにしたい)。
前回書いたお年玉プロジェクトを下敷きにして、組み立てることにする。
1.プログラムのあらすじを考える
2.フローを考える//はじめは単純にしてカプセル化や継承、多態性を学習する
3.登場人物を考える//ここでは3人
4.お年玉の額を決める//年齢によって額を決めることにする。
5.貯金の額を決める。//あらかじめ1000円としてしまう。
6.欲しいものとその値段を決める//残高がマイナスにならないようにする。
7.子供たちの反応を示す。
8.表示する画面の出力形式(見た目)をきめる。
9。以上を踏まえて、何をメインにして何をクラスにするか振り分ける。
孫がお年玉を年齢に応じてもらい、買いたいものを買おうとするが、親が無駄遣いのないようにその一部を貯金してしまい。その結果欲しいものが買えたかどうかを判定して最後に孫たちの反応を出力するプロジェクトを作ることにする。