大復活C#学習準備_6

 独習・独学での学習には体力と気力がいる。座右の書として、そばにおいて繰り返し調べる資料が必要だ。電子書籍に慣れている若者であれば紙の書籍は不要だろうが、紙には紙の利点がある。

つい最近手にした参考書で気づいたことがある。これまで見てきた手持ちのC#の入門書はどれもコンソール画面(CUI)を用いてプログラム作成を解説している。これとは違って最初からWindowsフォームを用いて解説している書籍もある。すなわち入門書には、説明の仕方が違う二種類の本があるのだ。

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GUIによる参考書2冊

 「ゴールからはじめC#(改訂版)(菅原朋子著、技術評論社、2019)」は始めはGUIを用いており、途中でCUIの例題もでている。「10日でおぼえるC#入門教室(arton著、翔泳社、2013、最近改訂版がでたようだが、未確認)」はほとんどすべてGUIを用いて説明している。たしかにCUIだけの入門解説は一見して無味乾燥で、画面がさびしい感じがする。その点ではGUIでの入門が華やかで違和感がないけれど、画面表示のコードは難解だ。

個人的には、入門はCUIによってしっかり基礎的な文法やプログラムの成り立ちを身に着けるほうが挫折しないですむような気がする。グラフィック画面表示のためのコマンドがないぶん、コードがやさしいからだ。現実的には、CUIだけでのプログラミングはあり得ないだろうが、これから学ぼうとする初心者にはCUIを用いたほうがよいと思う。いずれ上達すれば画面に複雑なレイアウトを表示するプログラムを作成することに至るのだろうから、初心者はまず続けられるかどうかが肝心だ。

次の学習準備としては前回のお年玉プロジェクトに手を加え、保護者のピンハネ(無駄遣いしないための貯金)を加えてまごっちの反応を表すように改編しようと思う。