変数と定数の定義

swiftはC言語から発展したプログラム言語なので、元となったC言語と比較できる参考書が手元にあると心強い。
インターネットを探すと、最適な本を見つけた。

「苦しんで覚えるC言語」(MMGames著、秀和システム社、2011年7月11日第1版発行、本体2200円)(通称、「苦C」と呼ばれている)。まったくの初心者でも、C言語入門の手助けとなる名著だ。このブログの題にも無断で拝借させてもらった。

インターネットでも読めるが、参考書として使うので、いつでも参照できるように書籍としてぜひ手元に置いておきたい一冊だ。絶対にお勧めです。



//変数と定数の定義//

◯変数の宣言;variable declaration、var(ヴァー)。変数の宣言時には初期値を設定する。設定しないとエラーとなる。変数には予約語を使用できないことに注意。半角数字は先頭文字に使用できない、全角文字は使用できない。
変数には、最初の宣言時に代入した初期値と同じ型の値しか格納できない。変数の初期値に文字列を指定した場合は、その変数には以降、文字列型の値しか代入できない。数値やブール値を代入しようとするとエラーになることに注意。
・・・
var x = 3
println ( x * x ) → これは正解。

var x
x = 3 → 初期値の設定がないので、これはエラー。

◯定数の宣言;constant declaration、「let」で宣言する。宣言後の同一定数名での再定義はできない。

let tax = 1.08 // 変数も定数も宣言後は最初に宣言したデータ型になる。この場合は少数値。

◯データ型
整数型:整数。負の値も可。
少数型:少数値。
文字列型:文字。「”文字列”」とダブルクォートで囲んで指定する。swiftでは文字も数値も同様に扱われる。
ブール型(boolean):真偽値。trueまたはfalse。
データ型の指定は難しいので後の学習に残しておく。

◯キャメルケース
Macでは変数名は慣習的に「キャメルケース」で設定する。識別子が複数の単語から構成される場合、単語と単語の間をスペースではなく、大文字で区切る表記法。なぜラクダなのは、いつか調べてみよう。(2021.2.18追記:字がでこぼこしてラクダの背のように見えるからだそうですよ)
アッパーキャメルケース;UpperCamelCase、FaceTimeなど、大文字で開始。
ローワーキャメルケース;lowerCamelCase、thisIsAnExampleなど、小文字で開始。

◯文字列補間;string interpolation、文字列を変数名の間に埋め込む方法。文字列(" "で囲まれた部分)に「\」(バックスラッシュ)を書き、( )内に式を書く。式には変数、定数、値、計算式などを入れることができる。「\」はoptionキーを押しながら「¥」を押すと入力できる。

・・・
var batteryRemaining = 20
println ( "バッテリーの残量はあと\(batteryRemaining)%です。" )
 →「バッテリーの残量はあと20%です」と表示される(はずです)。

これでいいはず(まだ試していないけれど、間違っていたらあとで修正します)。

ちなみに、printlnはprint lineの意味、C言語ではprintf(print formatted)を用い、表記後の改行には\nを挿入するが、swiftではprintlnのままで改行される。続けて表記させる方法はまだ不明(のちに学習予定)。


以上を学習して早速、Playgroundで試してみる。
なんと・・・、うまくいかない。もっとも基本的なcodeが受け入れられない。

Xcode Ver7では、従来の「println」から単純な「print」に変更になったようだ。
書き換えるとうまくいった。

もっとも基本的なトークン(token)が変わったのでは、この先の航海が思いやられる。
2度目からは自動的に書き換わった。

すっかり動揺したので、本日の学習はここまで。